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2004.05.09

普通の市民が悪魔にかわるとき

 8日は午後から週例のバドミントンにでかけた。今年度からわりと本格的な練習に入ってきているが、だんだん体も慣れてきた。しかし気温が高くなるにつれ汗もたくさん出るようになってしまった。そろそろウェアにも着替えがないともたない。水分の消費も多いようで平気で1リットルくらい水やスポーツドリンクを飲んでしまう。

 BS1で阪神対中日戦を見た。藪と川上憲伸の息詰まる投手戦だったが、9回裏、川上から金本がサヨナラホームランを打ってタイガースが1対0でサヨナラ勝ちした。俺は阪神ファンだが、あの負け方ではちょっと川上がかわいそうだったな。
 タイガースが勝って安心したので、しばらく部屋で居眠り。スポーツ後の心地よい疲労感はいい。眠くなってうつらうつらしているときなどはとくに気持ちよい。身体のもつ疲労からの回復機能を感じる瞬間だね。

 しかし、TBS系のニュース「ブロードキャスター」で、イラクでの米軍兵士による捕虜虐待の写真や、昨年イラク戦争終結後にもかかわらず、夜間に米兵が民間人を意味もなく撃ち殺すところを赤外線撮影した映像を見せられて、しっかり現実に引き戻された。前者はこれまでネット上や新聞などで目にしていたが、後者の映像は、俺にとってかなりショッキングな映像だった。逃げ惑い、機関銃で打ち倒されるイラク人。射撃を行った米兵と上官のやりとりの音声つきだ。吐き気を催す。

 イラクで捕虜を虐待を行ったとして訴追された兵士の家族は口々に言う「彼(彼女)は普通の善良な市民なんだ」と。きっとそれは彼らにとって真実なんだろう。しかし、戦争という極限状況は「普通の市民」をいとも簡単に「悪魔」に変えてしまう。俺はそれだけでも絶対的に戦争に反対する理由になりえると思うよ。上官の命令や個人的な憎悪は、そんな「善良な市民」にも人を殺すのに十分な理由をいとも簡単に与えてしまうものなのだろう。このことは、あの20世紀を生きてきた人類ならばよく知っているはずなのだが。

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コメント

こんばんは。かつてテレビ番組でかつての自民党のハト派鯨岡兵輔氏(戦争体験者)が山崎拓(落選中)に対して、「戦争は人間をきちがい(ママ)にする。」と言って護憲論を唱えていたことを未だに記憶しています。

投稿: 闘うリベラル | 2004.05.10 01:26

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