« トカゲのニヤケ顔 | トップページ | 踊るジジばば »

2004.06.11

我が心のレイ=チャールズ

 俺は中学生のとき、映画「ブルース=ブラザース」でレイを知った。主人公のジェイク率いるバンドが、楽器を調達に行く楽器屋のおやじ役で出演していた。そして一曲だけ歌ってみせる。おんぼろエレピも彼の手にかかるとまあなんとヒップな音を出すこと。そしてバンドはそのぼろピアノを買っていく。
 ジョン=ランディスによるあの映画は、アメリカの黒人音楽、いやアメリカ黒人への賛歌だ。ヒトラーを崇拝するネオナチ、白人好みのコンサバなカントリーバンド、さらには警察までをも敵にまわしながら、ジェイクとエルウッドは、孤児院を売却から救うためのチャリティライヴを演るべく奔走する。彼ら兄弟は白人ではあったが、教会付属の孤児院で黒人とともに育った。最近もBS2で放送されていたが、ありゃ名作だよ。DVDがあるのなら欲しいねぇ。

 かつて赤狩りと戦ったアメリカ映画界は、まだまだ棄てたものではない。マイケル=ムーアをはじめ、まだまだ「闘う」映画人はいるものだ。

 そのレイ=チャールズが亡くなった。享年73歳。かつて強度の麻薬中毒と戦い、それを克服した彼には、まだまだ元気でいて欲しかった。彼はゴスペルとブルースを融合しソウルミュージックを作りあげた。7歳で失明し、15歳で孤児となったというレイ。
「社会の底辺。我々より下には地面しかなかった」と彼は言った。だから彼のソウルは本物だった。神を信じない俺にも、彼の音楽は確かに伝わってくる。

|

« トカゲのニヤケ顔 | トップページ | 踊るジジばば »

コメント

はじめまして。
ブルース・ブラザーズ、私も大好きで、何度も見ては一緒に踊ったり歌ったりしてしまいます。レイ・チャールズ、亡くなってしまったのですね、残念です。でも音楽はいつまでも残ります。私達は彼の音楽を聞くたびに、ただ純粋に彼の音楽に感動したりいろんなことを考えたりできるのでしょう。 声高に叫ばれる主義主張よりも音楽や映画のメッセージはかえって心に残るように思います。
トラックバックもありがとうございました。

くるっぱー

投稿: くるっぱー | 2004.06.14 17:42

こんにちはくるっぱーさん
家のなかから彼のCDを探し出すと結構ありました。
日本でいちばん有名な「エリー・マイラブ」の入ったアルバムはもってなかったりしますが・・・。
ベスト盤を編集してクルマの中で聞いてみようと思います。

投稿: Rough Tone | 2004.06.16 02:21

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/19737/750532

この記事へのトラックバック一覧です: 我が心のレイ=チャールズ:

« トカゲのニヤケ顔 | トップページ | 踊るジジばば »