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2004.10.23

オートポリス

 サーキット場を売却へ 大分県上津江村が合併で

 小泉政権のすすめる「三位一体の地方制度改革」なる市町村大合併の影で、またひとつ寂しいニュースだ。大分県日田市との合併が決まった上津江村は、カメルーンチームのキャンプ地で全国的に知られた中津江村の隣村だ。ここの村営サーキット、オートポリスがついに売却されることが決まったらしい。
 バブル時代に華々しくオープンした国際格式の巨大なサーキットは、運営会社の破綻をへて管財人による運営に移り、さらには村へ固定資産税がわりに無償譲渡されるなど、数奇な運命をたどってきた。近年は二輪、四輪ともに国際格式のビッグレースも行われるようになって喜んでいたんだけど、やはり人口1000人あまりの自治体による運営は限界があったのだろう。そして日田市に持参する土産にしてもあまりに巨大すぎる代物だ。

 オートポリスが村営サーキットとなった1996年以来、わずかばかりの支援のつもりでコースライセンスを取得して以来8年間、わが愛車にてスポーツ走行を楽しんできた。本格的なコースであるわりにライセンス取得にかかる費用は非常に安かったこともあるけどね。
 パドック内のドライバーズサロンは、本来の目的からはおおきくズレてはいるが、来場者にとって安心してくつろげるところだった。上津江村のおばさんたちが作ってくれる食堂の食事は、意外なほど豊富なメニューで、なにを頼むかにかかわりなく、もれなく暖かい味噌汁がついてくる。またオートポリス感謝祭にはほとんど村中の人が参加して和気あいあいと運営していた。そんな雰囲気がすごく好きだった。日田市と上津江村が合併するという話を聞いて以来、このような日が来ることをうすうす予想はしてはいたけれど、やはり残念だね。今後、売却されて経営がどのようなところに移るのかは不透明だけど、せめて現在の親しみやすい雰囲気だけは残してほしいなぁ。

 少し前の「ニュース23」の「多事争論」で、筑紫哲也が、出身地でもある大分県の、消え行く自治体の名を挙げ、あいつぐ自治体の合併に疑問を呈していた。これまた筑紫哲也らしく、今ごろになって何をいまさらとは思うのだが、大山町、中津江村、湯布院町。ちょっとした休暇には俺もよく訪れるところばかり。

 日田市内から大山町、中津江村を抜けると上津江に至る。個人的には津江のわさびや木耳の佃煮を大のひいきにしており、ときどき調達に行くこともある。中津江村ではいまもカメルーン国旗をあちこちで見ることができる。チームの宿泊地となったスポーツセンターを訪ねると、不滅のライオンを称える地元の木材で作られた記念碑がある。そしてチームの等身大のパネルもあって、エムボマや今は亡きマルクビビアン・フォエがにこやかに笑いかけている。観光地などによくあるように、まんなかに穴があいていて、そこではチームと一緒に記念撮影をすることができる。

 これまでに数回も、中津江村で肉を調達し、仲間たちと上津江村のサーキット内のロッジにて宿泊しビールと焼肉を楽しんだ。忘れられない思い出のひとつだ。

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