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2005.06.01

PC-9821Xs

9821xs

 1995年にインターネットにはじめて接続して以来、2000年まで愛用のデスクトップPCはすっとこのNEC PC-9821Xsだけだった。これは1994年に自分ではじめて新品で買ったPCだ。

 購入当時、セットアップを手伝ってくれたPC-9821As(いわゆるA-MATE)ユーザーだった友人が「なんか安っぽい」とケチをつけたのを覚えている。PC/AT互換機との価格競争が激しくなったころは、PC-98がPC/AT互換機寄りに徐々にアーキテクチャを変えてきていたころでもある。そのためか確かにA-MATEよりもつくりが安っぽかったことは事実だ。でも、友人から譲り受けたV30搭載のPC-9801VMを長く使ってきた俺には、486DX2 66MHzでもムチャクチャ速く感じられたから、当時はなんとも思わなかった。Windows95登場時にモデルチェンジされた新型PC-98では、ついに筐体までも海外生産となり、コストダウンのためかデザインもさらに安っぽくなって、Cバスの手回しネジやコインで開けられる筐体のネジもなくなってしまっていたから、それに比べたらこいつはまだましなほうだった。
 Cバスは3つと、A-MATEよりひとつ少なかったが、メモリは96MBまで増やすことができたし、グラフィックチップのVision864も当時としてはそこそこ速いものだった。A-MATEで標準の26系FM音源は搭載していなかったものの、ほとんどPCでゲームなぞしなかった俺は、PCM音源がついていればそれでよかった。

 この機械はCPUをアップグレードし、メモリ、HDD容量を増やすことで、結構長い間メインマシンとして使うことができた。OSもプリインストールのDOS5.0+Windows3.1にはじまり、Windows95、やや無理をしてWindows98まで使った。CPUも標準の486DX2からPentiumODP83MHzに、メモリも5.6MBから96MB、HDDは標準の340MBから内蔵可能最大容量の4.3GBにまで増強した。後継のデスクトップPCを購入した後も、格安JUNKでPC-9821V200を入手するまで、音楽用PC(シーケンサ)として長く活躍していた。

 その後、2000年から2001年にかけひどい体調不良で、長く入院したことがあったのだが、退院後の療養期間にもあまり外出できず、安価に入手したジャンクPCをいじって暇つぶしをしてすごすことが多くなった。ジャンク屋や友人から、新旧とりまぜていろいろ部品やPCを買ってきたり譲り受けたりしたため、PCの台数だけは増えていった。

 何台かは処分したし、ひとに譲りもした。しかし、この機械だけは、引退させても愛着あるPCだったので、どうにも手放すことができないでいた。機械はなんでも壊れるまで使い、壊れても直して使う主義だったので、この機械もずっと置いておきたかった。しかし、家電リサイクル法を前に、ついに処分を余儀なくされたのだった。

 この写真は、廃棄する前に、デジカメで記念に撮った一枚である。

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