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2005.09.30

阪神タイガース、優勝。

一生のうちにセリーグの優勝を
なんと3度も見られるなんて
俺はなんて幸せなんだ

20年前のようにはしゃぎもせず
2年前のようにどきどきもせず
淡々と優勝を迎える、この感覚
今日は仕事をしてたんだけど
今日には決めると信じてた
ジャイアンツに勝って地元で決めた

交流戦を伏線に
かつてない読めないシーズンが過ぎた
その足音になんども緊張させてくれた
昨年の覇者、中日ドラゴンズよありがとう
古田監督のもと、手ごわい敵となるだろう
ヤクルトスワローズよありがとう

横浜ベイスターズよありがとう
広島カープよありがとう

そしてあの知将も戻ってくる
永遠のライバル
読売ジャイアンツよありがとう

そして大いなる夢を見せてくれた
われらが阪神タイガースよありがとう

そして王者ソフトバンクホークスよ
はやく勝ちあがってきてほしい
2年前の雪辱は
必ず晴らしてやるからね

あの日のドームの悔しさを
阪神ファンは、だれひとりとして
わすれちゃいない

ああ、いつまでも
野球の夢をみていたい

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2005.09.16

久しぶりに、タイガースについて書く

 久しぶりに阪神タイガースのことを書こう。今年は2年ぶりにまた優勝してもいいのかな?・・・と、長年のファンとしては、あくまでも控えめにそう思っている今日このごろだ。

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 最近このブログでは、このひいきの球団のことについて書くことがほとんどなくなってしまっていたのだが、とあるサイトで面白い分析をみつけたので、それについて思うところを書こうと思う。

「18年前の1985年に阪神タイガースは驚異的な快進撃で優勝し日本シリーズを制覇した。この年臨時教育審議会の第1次答申が出され、日航ジャンボ機が墜落して520人が死亡し、コロンビア火山の大噴火で25000人が死亡した。2003年阪神の優勝は動かしがたいが、イラク戦争にともなう有事法制・特措法によって日本が大きく戦争国家へと転換する年となった。阪神が優勝する年はよくないことが起こっているのだ。つまり大衆の不満と怨念が極限に達して噴出するときに、そのトラウマを吸収し爆発する形で阪神はブッチキリで優勝するのである。さらに地球の温暖化が気候変動を誘発し天変地異が起きる年に阪神は優勝している。時代の心情を最も激しくストレートに突きつけるのが関西人であり、阪神は革命の根拠地である関西地方を象徴する時代の変革期を予告する球団なのである。」

名古屋市立大で地域経済論を教えておられる荒木國臣先生のサイト
「荒木 國臣のページ」より。

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 このサイトは、興味深い観点から映画や芸術の批評がなされているので、俺自身幾度となく訪れていたサイトだ。しかし今回この記事を発見したのは、さわやか革命さんの「ひねくれ者と呼んでくれ」というブログを読んでいたところ、このサイトのまったく別の箇所の記事へのリンクが張ってあった記事があり、リンク先を参照しにいったことに始まる。しかし阪神ファンの性で、リンク先の記事とはまったく別の箇所にある「阪神タイガース」という言葉に反応してしまったわけだ。まったくもってトホホである・・・。

 この記事は、読めばわかるように、2年前の2003年、阪神が18年ぶりのセントラル・リーグ優勝目前であったころに書かれたものだ。

「ところが今次阪神の優勝はいままでの循環型発展周期を攪乱する時代の混迷期にある点が従来の法則と大きく食い違っている。この平成大不況の出口は全く見えず、最悪の場合は循環そのものが否定される恐慌期に瀕しているという説もある。不況の次には過剰生産が廃棄されてふたたび好況期が来るという図式が崩壊しているのではないかという深刻な危機にあるからだ。ということは、いままで1度の優勝で力を使い果たして次の年は最下位に転落してきた阪神球団という図式も崩壊しつつあると云うことだ。結論的には阪神球団の優勝は単年度ではなく、しばらく続くかAクラスという状態に変化することが、かなりの確率で予測される。これは阪神フアンにとっては歓喜の極大化であるが、日本全体にとっては致命的なプロ野球の存続に係わる事態だということになる。」

 おもしろい分析だ。今年もいろいろ事故による大惨事や内外での天変地異もあった。「阪神が優勝する年はよくないことが起こっている」というのは、まったくのまちがいでもなさそうだ。また球界の現在の状況などは、不思議なくらい予測があたっていて、一般大衆に対してもなんだか説得力がありそうにさえ思える。

「阪神が優勝する年はよくないことが起こっている」なんてことをこのブログで書くと、まるでエセ科学か非合理主義に転落したような気がして、多少後ろめたい気もしているのだが、いちお唯物的あるいは科学的批判精神をかなぐり捨てたつもりはないので念のため・・・。

 このエッセイを書かれた荒木先生は、2003年9月17日の朝日新聞夕刊に掲載された、阪神タイガースという球団をニーチェ的に分析した記事を批評して、以下のように書いておられる。俺自身はその記事を読んでいないので、批評対象としているそのもの記事についてはよくわからないが。

「ニーチェの積極型ニヒリズムはファッシズムの思想的根拠を提供しナチズムの悪夢を招いた。阪神もファッシズムを準備する危険性があるということになるぞ。実際の阪神は反権力であり民衆の権化だから、やはり宮原氏の阪神=ニーチェ論は間違いなのだ。」

 ううむ。阪神ファンとして、またできるなら常に反権威の立場に立っていたい者として、この反論はとても心強いが、一抹の不安もある。九州から幾度となく馳せ参じた甲子園球場で感涙に咽び、あるいは2年前の福岡ドーム(当時)で負けヤケクソな気分になって「六甲おろし」を歌っていたときの、俺自身の心理状態について思い返すと、疑いのないものと確信していた俺自身の思想的立脚点すら見失ってしまいそうな、そんな不安に駆られてしまう。

 この度の選挙の結果は、この国にファシズムの到来を予感させるに十分だった。自分が阪神タイガースファンであることを自覚している身としては、ここではたと考え込んでしまう。
 以前書いたこんな記事に、 こちらからトラックバックしたpfaelzerweinさんという方から「「試合を応援するときの高揚」と「苦痛から解放されたよろこび」に共通点が無いだろうかと思い当たりました。」というコメントをいただいたことを思い出し慄然とした。

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 はたして俺にタイガースを熱狂的に応援させるのは、小泉自民党に喜んで投票するある種の人々と同様の刹那的な動機なのだろうか、それとも、へそまがり的で反権力な志向のなせるわざか。自分自身は後者であると信じていたいのだが、ひょっとすると俺のなかにも、なにやら不気味なニヒリズムが蠢いているのだろうか。

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2005.09.13

奴のネタは、尽きかけている

 総選挙の結果は恐ろしいほどの自民党大勝に終わった。広告代理店と結託した愚民化政策が功を奏したのか? 小泉劇場? 刺客作戦の勝利? 結局、民主党は大敗し、政権交代など遠い彼方に去ったかのようである。共産、社民の護憲勢力も党勢を大きく伸ばすことはできなかった。

 選挙の結果への絶望感から、昨日は疲れていてブログなどまったく書く気にならなかった。今朝になってもしばらく新聞もテレビのニュースも見たくなかった。

 残念だが、郵政民営化は絶対安定多数の力でゴリ押しされそうだ。小泉首相は、自らの政策の失敗を「『改革』が進まないのは抵抗勢力のせい」と言って責任転嫁してきた。しかしもはやそのようなことは言えまい。小泉首相に抵抗勢力など存在しなくなった。与党内にはもはやイエスマン&信者のマドンナばかり。奴は脇役のいない小泉劇場の舞台に、たったひとり主役として立っているのだ。

 しかし、仕事に出て、学生や生徒たちの顔をみていると、すこしは元気も出てきた。一日たって、なんとか冷静にもなれた。楽天的に過ぎると謗られるかもしれないが、俺はこの国の人々すべてがこんな浅薄な政治家に騙されるとことはないと信じている。彼に試しに望みの力をとりあえず与えただけなのだと思うことにする。

 自民党総裁の任期切れを迎える1年後に退陣すると言うが、彼がこの国をどこに導こうとするのかじっくり見せてもらおうではないか。そのうち小泉首相の目指すものが誰の目にも露わになるだろう。なあに、その時こそ奴に引導を渡せばよいのだ。この国に民主主義が生きているならそれくらいはできるはずだ。拉致問題、郵政民営化、刺客。これまで奴を救ってきた手品のネタはそろそろ尽きかけているのだから。いずれこの国の歴史が奴にふさわしい評価を下すだろう。

 小泉さんよ、この選挙が郵政だけを争点とした選挙だったのなら、郵政のへっぽこ民営化を済ませたら、とっとと衆議院を解散するのがスジだぜ。

 ナチスと闘ったイギリスの宰相ウィンストン・チャーチルは、かつてこう言った。

「現在我々は悪い時期を通過している。事態は良くなるまでに、恐らく現在より悪くなるだろう。しかし我々が忍耐し、我慢しさえすれば、やがて良くなる事を私は決して疑わない。」

 また作家ロマン=ロランは、希望について、つぎのように言っている。

「人は望む通りのことが出来るものではない。望む、生きる、それは別々だ。くよくよするもんじゃない。肝心な事は、望んだり生きたりすることに飽きない事だ。」

世界傑作格言集
ここから引用させていただきました。

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2005.09.03

ハリケーン、その爪跡

 アメリカ南部を襲ったハリケーン「カトリーナ」。時間がたつにつれ、その爪跡の凄さに言葉を失う。ふたつの州をあわせ、数千人が行方不明だという。ニュースで報じられたニューオーリンズの市長の「状況は絶望的」という言葉が心に突き刺さった。被災地の首長が「絶望的」と口走る災害とは・・・。
 ニューオーリンズでは、そんな状況に被災した市民は疲れきっており、略奪や放火、警察や州兵との小競り合いも起きているらしい。一部の報道では、州兵がイラクへ派遣されており、住民の救助や治安維持が充分行えていないということも、この混乱に拍車をかけているとのことだ。
 それにしても、ダムや堤防が決壊するだけで、先進国と呼ばれる国の大都市に壊滅的な打撃を与えられるということがわかったことは、テロリストに何らかの示唆を与えたかもしれないな。
 いずれにしても、被災者の救助と被災地の復旧が一刻も早くなされることを願う。未曾有の天災とはいえ、アメリカ国内にいる国民の生命と財産をじゅうぶん守ることができないようでは、戦争なんてやってるヒマはないだろう。え、ブッシュ大統領閣下!

 今回のハリケーンは、規模そのものも過去最大級のものだったということも報じられていた。

 俺の住む九州北部は、古くから大型の台風に見舞われてきた土地だから、いわば台風には慣れっこだ。それでも、台風やそれにともなう豪雨の被害の報道で「観測史上最大」とか「史上最悪の被害」とかいう言葉を、最近よく耳にするような気がする。こういう言葉を頻繁に耳にすること自体、「最大」や「最悪」の記録が次々と更新されているという事実を表しているのだろうか。

 アメリカや日本だけでなく、温暖化に伴う異常気象は、世界各地で観測されている。

 アメリカ合衆国はブッシュ政権になってから京都議定書の批准を拒否した。そのため一時は発効も危ぶまれたが、今年EUや日本、ロシアの批准によって議定書は発効した。しかし、いまだに世界最大の温暖化ガス排出国はアメリカ合衆国であり、その量は増加こそすれ決して減ってはいない。
 今回のハリケーンが襲った地域には、メキシコ湾岸の大産油地帯があり、今回の被害で操業不能に陥っていることを考えれば、高騰する原油の国際価格をさらに押し上げられるだろう。そうなれば、経済が順調とはいえない国では、不況下ですら破局的なインフレに見舞われるかもしれない。いわゆるスタグフレーションである。

 今回のハリケーンは、急速に進行する地球温暖化と直接関係があるのかどうか、現在のところわからない。しかし、彼らが「国益」(じつは石油会社の利益)のために京都議定書の批准を拒否したことが、結果的に地球温暖化を加速させ、多くの国々の「国益」を損なう自然災害を誘発しているのだとしたら、このサル顔の大統領とその一味の罪は計り知れない。ブッシュ政権の多くは石油産業の関係者なのだから。

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2005.09.02

夏の終わり

 8月最後の日、ようやく休みが取れたので、ドライブがてら岡垣町の波津海岸に行ってきた。
暦の上ではとっくに秋になってるのだが、真昼の波津海岸はむし暑く、日差しもまぶしくてまだ夏の海といった風情だった。でも夕方になるにつれ真夏とは違う涼しい風が吹いてきた。近くの森でツクツクボウシが盛んに鳴いていて、赤とんぼも飛んでいる。

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 夏の初めのヒグラシの鳴き声はさわやかで、なんだか心躍るのだが、夏の終わりにツクツクボウシの声をきくのはなぜかとても寂しい。
高校時代はここまでよく泳ぎに来た。海水浴場へ向かうバスの中で、同じ高校の女の子と出くわしたときに、そのコは学校では決して目立たなかった女の子だったんだけれども、そのときはやけにかわいく見えたのを思い出す。要はのぼせあがっていたわけだ。夏生まれの俺には、夏は面白いことが目白押しの季節だった。
 そういえば、大学時代にも、8月31日に友人とクルマでここに来て、海を眺めながら、もうじき夏休みが終わることをさかんに嘆いたことを思い出す。暦にかかわらず、俺にとっちゃ8月31日が夏の終わりという感じがあって、いまでもここへ足を運ばせる。

 今日のNHKの地方ニュースによれば、岡垣町の海岸でウミガメの孵化が無事成功し、赤ちゃんガメは無事に海に帰ったということだ。ニュースで見た映像では、ウミガメの赤ちゃんが一生懸命海へ向かって這っていくうちに、大きな波が来てあっという間に波に飲まれていくのが見えた。

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がんばってくれよ、おちびちゃんたち
荒波はつらくとも、天敵につけねらわれようとも
お互い生きていればここで会えるかもしれないね

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